文部科学省の動きに危機感! |
今年1月に、文部科学省調査研究協力者会議の最終報告書「21世紀の特殊教育の在り方について」が出されました。現在これを受け、同省特別教育支援教育課が、障害のある児童・生徒の就学基準や就学指導の方法【学校教育法施行令】の見直しを進めています。かなり確度の高い情報によれば、本年11月には案がまとまる見通しです。そして、2003年からの適用となる意向のようです。 |
文部科学省調査研究協力者会議の最終報告書 |
第2章 就学指導の在り方の改善について |
上記のように「身体障害で地域の学校に設備が整っている場合」、「合理的な理由があると特別に判断された場合」に限り「特別措置」として普通学校への就学が認められるというもので、知的障害のある児童生徒の普通学級就学は違法ではないが、不適当だ等という文言も盛り込まれる見込みです。このことが、障害のある児童生徒の排除に口実を与えることにもなりかねなく、充分に危惧されることなのです。また、就学基準見直しに絡み、就学指導委員会の位置付けを公のものにしようとしている動きも見て取れます。 |